【御礼】第1回 西魔女と10’sのしっぽの時間~いま、わたしたちにできること~ 2020年2月9日開催 於 せんだいメディアテーク7F

2020年2月9日(日)小雪の舞う仙台。戦後75年を迎えるこの年に、「伝える」ことと「受け取ること」を10代20代と一緒に考えて取り組んでみました。

私たちは、ここ宮城で9年前3.11東日本大震災を経験しました。そしてその経験と教訓を非体験者である県外や次世代へどう伝えつなげていくことができるかを模索しています。75年前の悲劇を非体験者である私たちがどう受け止めるのか、そして伝えたい想いをどうつなげるのか。それはどういうことなのか。どう感じるのか。伝えたい事がある私たちは、まず受け止めることにチャレンジしました。宮城からは遠い長崎や広島で起こった悲劇は、そんなに遠く未知ではなかったように感じました。それは、わたしたち自身が「体験」をしたこととの「接点」に気付いたから。

受け取ること

県内在住の小学6年生から大学3年生までの9名が集まりました。彼らは311のあの日を沿岸部で、内陸で、それぞれの体験をしました。今回、はじめて「原爆」「戦争」「平和」について向かいあいました。自分とはかけ離れた話、昔の事と思っていた。だけど、自分たちが体験したあの日との「接点」を知りました。

 

75年前の自分たちと同じ頃の少年少女が何を見て何を感じてどうしたかったのかを等身大で感じそのままを伝えることにしました。

伝えること

はじめてみる原爆資料に戸惑いながらも、どうしたら伝わりやすいか受け止めてもらえるかを考えながら展示の準備も進めます。

 

一人一編一分程度のストーリーを「自分事におとして」読み、そのあと「しっぽのキモチ」をひと言つづ自分の言葉で語りました。

受け取ってもらえたこと

戦争体験者の世代はもちろん、通りすがりの若い世代も足を止めてしっかりと資料をみてくれていました。

「広島の話は聞く機会があったけど長崎の話は聞き機会がないからね」そんな声もありました。外国や県外からの旅行客の方も「偶然通りかかって…」と。

 

これからも、ちいさなきっかけつくりをつづけます。