3.11お茶っこ会(長崎/神の島)

奇跡の出会い

東日本大震災を経験し、長崎での平和教育がやっと自分事に近づいた私。ライフライン全滅で寒さとの闘いの中でガスの復旧に我が家に訪たのは地元長崎の西部ガスの職員さんでした。「直りましたよ~だしてみてください」懐かしい長崎訛りのこの声と1か月以上ぶりの温かいお湯に「長崎に恩返しをしたい」「長崎に伝えたい」と思うようになりました。

 

8年経って夢が現実になる場所のご縁は「仙台七夕」でした。40年前に東北からこの地へ嫁いだ女性が地域の夏祭りの七夕飾りの提案にかつて見慣れた「仙台七夕」の飾りつけはどうかと提案したことから繋がりました。驚きのスタート!「よかよ~うちでせんね~(いいですよ。この集会所で開催しましょう」と協力してくださいました。

東北を近くに文化交流

当日は、仙台から宮城米の「伊達正夢」と「ササニシキ」他ご当地食材を持ち込んで参加者の皆さんと塩むすびの食べ比べを。偶然来訪していた留学生もはじめてだというおむすびつくりで会話も弾み、長崎の事インドネシアの事仙台のこととそれぞれの文化交流にもなりました。

見てきた景色は遠い事ではなかった

チラシなどは配架せず、新聞に小さなイベント情報を載せただけでしたが、車で3時間かけて平戸市から参加した女性は、当時石巻の被災地にボランティア活動に入った時のお話を聞かせてくれました。支援の後地元石巻の人から「今の石巻の町を見て行ってくれ」と小高い山(たぶん日和山)から見た時「長崎の原爆の焼け野原みたいだ」と思ったそうです。私が感じた事と同じだ!長崎の人が長崎の人へ語ってくれたことが何より開催してよかったと感慨深かったシーンです。